古民家用語を学ぼう! ~その2~

こんにちは!

最近北陸は雨の日が続いたり、雷や地震などもありぐっすりと眠れない日が多いですよね…

冬の北陸は天気がいい日はなかなかありませんよね 😥 

 

今回は前回に引き続き、古民家についての用語を学んでいこうの回です。

50音順に書こうと思うのですが、たくさんあるので覚えきれないかもしれません。

 

「え」からいきます。

・桟竹(えつりだけ):①茅葺屋根などの下地 ②垂木に木と竹を交互にゆわえ、縄がけしたもの

・恵比寿柱(えびすばしら):大黒柱に次いで太く、重要視される柱

・縁(えん):①母屋の庇の端 ②家の外側に添えた細長い板敷

・えんがまち(縁框):縁板の外側にある横木

・縁束(えんづか):縁框を支える束

・縁長押(えんなげし):縁側に面した部分の長押

 

続いて「お」です。

・追叉首(おいざす):①平叉首に続いて庇の部分に使う短い叉首 ②寄棟造りの草葺き屋根で隅にくる叉首

・横断面(おうだんめん):棟に直角な方向の断面

・大入れ(おおいれ):ひとつの材の端をほかの材の中へ全部差し込む仕口

・大壁(おおかべ):柱を中に包んで作る壁

・大戸(おおど):民家の表口などにある大きな戸

・大引(おおびき):床の根太を受ける横木

・大棟(おおむね):屋根の頂上において水平に走る棟の総称

・大面(おおめん):柱などの角の面の大きなもの。糸面に対していう。

・押板(おしいた):奥行きのごく浅い床。今の床の間の前身。

・押入れ(おしいれ):作りつけの戸棚で、普通は奥行90㎝前後のものをいう。

・押縁(おしぶち):板などを押さえるために打つ細い材の総称

・落掛(おとしがけ):床の上方に渡した横木

・帯戸(おびど):板戸で上下框の中ほどに帯桟を入れ薄板をはめ込んだ戸

・母屋(おもや):同一敷地内で中心になる建物

・折置(おりおき):小屋梁を柱上に置きその上に桁を置く構法

 

続いて「か」です。

・階高(かいだか):床面より次の階の床面までの高さ

・片引き戸(かたびきど):1枚の戸を横に引いて開け閉めする形式の建具

・合掌(がっしょう):ふたつの材を山形に組み合わせたもの。小屋組に多く使われている。

・矩(かね):①さしがね ②直角のこと

・矩勾配(かねこうばい):45°の傾斜のこと

・框(かまち):①建具の四方を固める部材 ②床に段差があるとき、高い方の床の端に取り付けられる化粧の横木

・鴨居(かもい):引き戸の上にある溝付きの横木

・唐紙(からかみ):ふすまのこと

・雁木(がんぎ):ぎざぎざ形の称、港の石段、段型にした材木、新潟・青森県地方の民家の軒から差し出した雪除けの庇など

・鉋(かんな):木を削るための道具。普通は台の中ほどに平らな刃を差した台鉋をさす。

 

今回は以上となります。また知らない用語がありました...

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

 

古民家用語を学ぼう!

こんにちは!

そろそろ紅葉の季節ですが、見に行かれるご予定はございますか? 🙂 

 

さて、今回は古民家ならではの用語のご説明です。

たくさんありますので、50音順でご紹介します。

 

明障子(あかりしょうじ):普通の障子

揚げ戸(あげど):①縦溝にそって上下させる戸(すりあげ戸) ②上框を蝶番でつり、はね上げるようにした戸(はねあげ戸)

網代(あじろ):竹皮・杉柾・杉皮・檜の枌板などの薄片を斜めに編んだもの

当り(あたり):材に他の材が当たっていること

圧痕(あっこん):柱や梁など部材の面にほかの材が当たって押し付けた跡

雨仕舞(あまじまい):雨水が中に振りこんだり、漏れないように防止する方法

雨戸(あまど):家屋の開口部の外側に建てる和風の板戸。普通は戸袋に収め、雨や戸締りのときに繰り出して用いる

石口(いしぐち):柱が礎石に接する所

石場建て(いしばだて):礎石の上に直接柱を建てる方法

板壁(いたかべ):板張りの壁

板戸(いたど):板張りの戸

糸面(いとめん):柱などの稜角を細かく削ること

田舎間(いなかま):一間柱を芯々6尺(1.82m)にする単位寸法

入側柱(いりがわばしら):建物の外側から1列内側に入った位置に立つ柱

入母屋造り(いりもやづくり):切妻屋根と庇が複合した形の屋根

囲炉裏(いろり):民家の炊事、採暖、照明に使われていた

牛梁(うしばり):特に重い荷重を受ける太い梁。

宇立(うだち):妻の上にある短い束のこと。

内法(うちのり):①内側から内側までの寸法 ②敷居上端より鴨居下端までの長さ

内法材(うちのりざい):内法長押・敷居・鴨居などの材の総称

内法長押(うちのりなげし):鴨居のすぐ上に回されている長押

内法貫(うちのりぬき):鴨居のすぐ上にある貫

腕木(うでぎ):柱または梁などから持ち放しに出して上部の荷重を受ける横木

厩(うまや):馬を飼っておく小屋

埋木(うめき):材にある穴を埋めた木

 

たくさんありますが、今回はここまでにしたいと思います。

「あ」と「い」と「う」だけでもたくさん用語がありますね 😛 

私も知らない単語がありました...

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

引用:古民家のみかた調べ方/文化庁

 

 

 

古民家の見分け方

こんにちは! 🙂 

最近北陸は寒くなってきましたね。

季節の変わり目による風邪にはお気を付けください!

 

今回は、古民家に興味を持っていただくためのお話をしたいと思います。

 

まず、どんな古民家が古いのか、ということです。

築年数が分からない場合の目安になる事柄です。

下記の特徴があれば古い家と言えます。

①ちょうな仕上げの柱、とくに土間と床上境の柱がちょうな仕上げの家

②草葺き、板葺き、本瓦葺き

③軒が低く、大屋根が目立つ。町家も同じで、2階が無いか、あっても低い

④柱が内外とも1間ごとに立つ

⑤土間に独立柱が立つ

⑥隅が丸い柱や、曲がった柱がある

⑦長方形の断面の柱がある

⑧石場建て(石の上に柱が立っている)

⑨内雨戸、外回りに3本溝の敷居・鴨居がある。壁が多く閉鎖的。半間片引戸。

⑩暗く閉ざされた内部の雰囲気

⑪建物が大きいのに梁組の位置が普通より低い

⑫小屋束の貫が梁行、桁行で離れている

⑬全体に外観が重々しく、内部の柱や梁組の構成が重圧である

この項目に、当社のオープンハウスである東保の家も、リノベーション前では何点か当てはまるものがありました。

 

では、どのくらい古いものが存在するのでしょうか。

 

日本の木造建築は、社寺建築についてみれば7世紀後期の法隆寺西院伽藍から各時代連続して残っています。

しかし、民家は中世でも一般にはまだ小規模な粗末な造りで構造的には到底耐用年数を持つものではありません。

 

また、民家は本来実用的な建築であるため、住生活の変化や庶民の社会的・経済的位置の向上に伴って、次々に改築されました。

そのため、現在確実に中世の民家といえるものは兵庫県の箱木家住宅、古井家住宅、奈良県の堀家住宅など、数棟が知られているにすぎません。

およそ現在残っている民家の上限は江戸初期となるようです。

 

今回はこれで以上になります。

今私たちが住んでいる家も時代が進めば古民家になるのだなと思うときれいな状態で残したいですよね♪

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。 🙂 

 

 

引用:民家のみかた調べ方/文化庁

 

古材とは??

こんにちは!

11月になり、もう街でも紅葉が楽しめる季節ですね♪

 

さて、今回は木材を古材として利用する際に気を付けていただきたいポイントについてお話したいと思います。

 

木材を切ったとき爽やかなにおいがしてきます。また、職人によってカンナがかけられた木の木目は美しいかぎりです。

天然の木には、既製では決して作ることができない本物の存在感があります。

確かに、無垢の床とシートのフローリングとは全く見た目が違って見えますよね。

好みあるとは思いますが、私は無垢の床の温かみが好きです。

 

昭和の戦前まで日本の木造建築は天然の木が豊富に使われ、各家庭の主婦は木の柱を磨き、板の間を雑巾がけしていました。

毎日繰り返される掃除で板の間は光り、磨き上げられた床の間には季節感のある花が生けてありました。

それだけ家というものに愛着を持っていたのです。

また、木はその愛着に応えるだけの美しい存在を見せてくれました。しかし、その昭和の時代に建てられた民家も解体される時代になってしまいました。

時代の変化で機能型住宅空間が望まれるようになりましたが、昭和の時代にみられた天然の木の柱などはまだまだ建築の構造物として使うことが可能であり、

古材活用として、インテリアにも活用されています。

 

 

〈建築物の築年数との関わり〉

世界最古の木造建築は「法隆寺」で、その築年数は約1300年です。

日本の木造建築はそれだけ歴史のあるものなのです。約1300年の年月が流れたにも関わらず柱である檜の木にカンナをかけると真新しい檜と同じさわやかな香りがしてくるといわれています。

戦前までは、このような重要文化財に指定されるような建築物だけではなく、日本の豊富な森林資源を利用して民家や町家にも良質の檜などの木材が使われていました。それは、良質だから可能だったのでしょう。

先人は建築物について「材木をリサイクルする」という考え方をしていました。

時間と共に強度を増す木材は新築、建て増しなどのリフォームに使いまわしされることが普通でした。

鉄やプラスチックなど加工された建築物の材料は新品の時が1番強度がありますが、対して木材は時間経過により引張強度・圧縮強度が増し、

「樹齢100年の檜の場合は伐採して100年後にその円熟点にある」という研究報告もあります。

 

以上のことから、良質な木材が使われていたことが日本の建築の歴史ともいえます。

今では希少価値ともいえるリサイクルできる木材を「古材」と定義づけしています。

 

古材の定義は、古民家の定義と同じく、築50年以上たった伝統構法並びに在来構法の建物に用いられた国産木材 と定義しています。

 

 

今回は以上になります。

法隆寺は、私は中学生の頃に修学旅行で行ったのが最後なので、また行ってみたくなりました。

皆さんも世界最古の木造建築法隆寺を見学しに行かれてはいかがでしょうか。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。 🙂 

 

 

引用:古民家鑑定本/川上幸生

 

 

木材について調べてみよう!~その5~

こんにちは! 🙂 

最近北陸は日中も肌寒くなってきました。体調を崩さないようご自愛ください。

 

今回も前回に引き続き、木材についてお話ししたいと思います。

前回は針葉樹の種類をご紹介しました。

今回は広葉樹についてご紹介いたします!

 

◎欅

日本では最も重要な広葉樹材のひとつで、和風の家具を中心として使うことがブームになっているイメージです。

北海道以外に分布しています。

比較的低い所に生育しているので、目に触れやすく並木として植えられることがあります。

 

 

◎クスノキ

本州中南部から四国、九州さらに海外では台湾や中国に分布しています。

木材及び葉から樟脳油を採取するために造林されています。

用途としては、家具や社寺などなどの建築部材、楽器、箱、彫刻、木魚などに使われます。

 

◎桜

木材として利用される量は少なく、貴重な材料となります。

桜類はより不均一な材面を持っているので、装飾的な用途により適しているといえます。

 

◎栗

北海道南部から九州まで分布しています。

主には食用のクリを採取するために植栽されていますが、建築用木材としても水に強く、硬くて強度があり、しかも耐久性が高いので高く評価されています。

水に強いという観点から土台にもよく使われています。

 

◎桐

野生のものはなく、北海道南部から南の各地に植栽されています。

有名な産地としては、福島の会津桐、岩手の南部桐や新潟、茨城などです。

桐は高い寸法安定性があり、家具などによく使われます。また、成長が早く短期間で木材が得られる樹種でもあります。

 

◎楢(ナラ)

日本の代表的な産地は北海道です。

最近はミズナラの持つ木材の味わいが見直されるようになり、ミズナラの家具の人気が高くなっているようです。

 

◎カツラ

最近は少なくなってきています。

軽軟で加工がしやすいので、家具用材、特に引き出しの側板としては定評があります。

しかし、最近生産性が減り、需要が追い付かなくなってきたため、値段の安い南洋材の中から材質が比較的似ているようなものをナンヨウカツラといった名前で代用することが多くなっています。

 

◎楡(ニレ)

北海道に多く、北海道のイメージを表すときにニレやエルムという名でこの木が使われています。

 

 

今回は以上になります。

普段は気にすることがあまりないかもしれませんが、こう見るとたくさん種類があって面白いですね!

 

今回もご覧いただきありがとうございました 🙂 

 

 

引用:古民家鑑定本/川上幸生

木材について調べてみよう!~その4~

こんにちは!

今回も前回に引き続き、木材についてご紹介したいと思います。 🙂 

 

前回は、住宅に使われる国内の木材の種類を挙げました。

アカマツ、クロマツ、カラマツ、ヒノキ、杉、イチイ、ツガをご紹介しています。

 

まだまだ木材の種類はありまして、

◎イチョウ

幹線道路の街路樹などでなじみが深く、秋の黄色い葉が思い出される木です。葉は幅広いので広葉樹と思われますが、あくまで針葉樹に分類されています。年輪があまりはっきりしないやや黄色味がかった白色の木材です。

建築材料としてはあまり使われていませんが、木目が精密で加工しやすいため、身近なものでいうとまな板や漆器などに使われています。

 

◎サワラ

サワラと聞くとお魚を思い浮かべてしまいますよね。ですが、サワラは限られた地域にしかない珍しい木のひとつです。

サワラに似た木材は北アメリカから輸入されている米松があります。

 

◎イヌノキ

暖かい地域に多い木で、静岡では茶畑の垣根などとして植えられています。年輪はよく見ないと分からないくらいぼんやりとした薄い褐色の色をしています。

シロアリに強い木材なのでシロアリの害に悩まされていた沖縄などでは貴重とされています。

 

◎エゾマツ

 

本州はベイマツ・アカマツ。北海道にあるのがエゾマツです。北海道にはもうひとつトドマツというマツがあります。

木肌は桃色ですが、空気に触れているとだんだんと色が濃くなってきます。匂いの無い木で松ではおなじみのヤニも少ないので、バイオリンやピアノなどの楽器に使われたりします。

 

◎ネズコ

天井の板などに使われている木材です。本州北部から四国、九州までに分布しています。心材(木の中心部分)と、辺材(周辺部の輪郭)がはっきりしていて年輪もはっきり見えます。

 

◎カヤ

茅葺き屋根などに使われる茅がありますが、茅という植物は実際にはありません。

ススキやヨシなどの植物も用いて葺いた屋根の事です。

ここのカヤとは温暖な地域にある木で果実が食用になります。耐久性があり、シロアリにも強いのですが成長が遅いので建築にはほとんど使われませんが、基礎部分には使うこともあるそうです。

 

◎アスナロ

アスナロという言葉は、明日はヒノキになろうという希望を込めた名前で、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

強いにおいが特徴で、匂いでほかの樹種と区別ができます。

この匂いの成分ヒノキチオールは養毛剤にも使われてたりします。

水にも強い材料ですので腐りやすい土台や風呂などに使われています。

 

以上が針葉樹の木材のご紹介でした。

皆さんご存じだとは思いますが、針葉樹は葉っぱが針のように細長く、空に向かってまっすぐ育つものが多いのが特徴です。

広葉樹は葉っぱが平たく丸みがあり、樹形も横に広がり丸い形になります。

広葉樹の方が種類も圧倒的に豊富で、モミジやカエデのようにギザギザした葉も広葉樹です。

 

街を歩くときに木の種類を見分けることができると面白いかもしれませんね♪

次回は、広葉樹のご紹介になります。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。 🙂 

 

 

引用;古民家鑑定本/川上幸生

 

 

 

 

木材について調べてみよう~その3~

こんにちは! 🙂 

最近、熊の目撃情報が私の家の近所でありました。みなさんも外にお出かけする際はお気を付けください。

 

さて、今回は前回に引き続き木材についてのお話になります。

木造住宅であれば必要不可欠な木材について、知っていれば何かの役に立つかもしれません。

 

古民家に使われている木の種類

古材として流通している樹種は、1番多いのが松です。松は油分が多くて粘りがあり、曲げる力に強いので空間を作るために梁や桁、屋根を支える小屋組みなどの部材で地面に対して水平方面に使われています。

 

次に多いのがヒノキや杉です。

この2つは建築材料としてはポピュラーで、針葉樹で木目がまっすぐな、柔らかい木材なので加工しやすく柱や内部の化粧材などに幅広く使われています。

 

そして、大黒柱や内部の直接目に触れる部分に使われているケヤキや桜などの広葉樹の木材があります。広葉樹は木目が美しく床の間の板やフローリング、また家具などにも幅広く使われています。地域によってナラなどの木材が使われていたりと様々な種類がありますが、全国的に多いのはケヤキと桜になります。

 

後は水に強い木材として、クリなどがありますが、古民家に使われている木材の90%以上は、松・ヒノキ・杉・ケヤキ・桜と考えてください。

つまり、この木材の区別ができると古民家を見るときのひとつの楽しみになります。

木材の見分け方は使われている部分、木肌、質感で見分けますが、古材の場合には表面も変色していて材木屋さんのプロでも間違ったりしますので、長年の経験が必要にはなります。

 

こちらは、当社の東保の家の様子です。とても大きく立派なケヤキの木が使われています。

一度、実際に見に来られてください。とても迫力のあるお部屋です。

 

 

住宅に使われる国内の木材の種類を書き出してみます。

☆針葉樹

アカマツ・クロマツ

松は本州の北部から四国・九州・屋久島にまで広く分布しています。

アカマツとクロマツの区別の仕方は、アカマツは一般的に海辺から離れた場所に多く、対してクロマツは海辺に近い所で見られ、海岸の防風林として広く造体されています。また、両者の間の雑種のアイグロマツと呼ばれるものもあります。

 

カラマツ

冬に葉が落ちる松で海枝が1000mを超えるような場所にあります。

樹形は柔らかいイメージですが、木材は褐色で硬質な感じがします。

 

ヒノキ

白い木目は神社仏閣によく似合い、多様されたことから高級なイメージが付いたのだろうと思いますが、年輪がはっきりとはしていない均一で加工しやすい材料のため、非常に多くの用途に使用できる木材です。仏像や浴槽などにも使われます。独特のにおいがあり、かんななどできれいに仕上げると美しい光沢が出てきます。

 

最近は人工造林されたものがほとんどですが、屋久杉や秋田杉、吉野杉などの有名な産地も多く、柾目だけではなく、板目や杢目などの美しい様々な表情を見せてくれる木材のひとつです。匂いもよい香りがするイメージがありますよね。割り箸から高級な天井の板まで様々な用途で幅広く使われているオールラウンダーです。

 

一位(イチイ)

古くは宮廷で高い地位のある人が用いるもの(衣冠束帯に着飾った人が手にする細長い板)の材料として知られています。

 

栂(ツガ)

もみの木とともに山の比較的低い所で林となっていることが多く、成長が遅いために年輪の幅が狭いのが特徴。最近はベイツガが代用されていますが、ベイツガは年輪の間隔が広いことが特徴です。関西地方では建具の材料としてよく使われました。

 

 

まだまだ木の種類はたくさんありますが、今回はここまでにしたいと思います。

次回も引き続き木についてのご紹介になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。 😛 

 

 

 

木材について調べてみよう~その2~

こんにちは! 🙂 

最近はおうちでエアコンを付けなくても快適な気候でとても過ごしやすいですよね♪

 

さて、前回に引き続き木材についてのお話です。

知っていたら一つの知識になりますので、お付き合い下されば幸いです。

 

建築材料として考える木材の長所といえば、建築材料等としての木材の特徴をコンクリートや金属と比較するならば、

木材は温度や湿度を調節して快適に過ごすことが可能ですし、

音や衝撃を吸収し、また加工性が良いので繰り返し現地での再使用ができることが挙げられます。

また、二酸化炭素を自身の中にストックしているので、環境に優しい素材だと思います。

 

◎調湿性

木材は、周囲の湿度に合わせて自身の内部に水分を取り入れたり、周囲が乾燥してくると内部の水分を空中に放出するという調湿の機能を持っています。

 

◎断熱性

木材の内部は多孔質で、その内部に多くの空気層を持つことで優れた断熱材となっています。

そのため、木は触った感触が夏は熱くなく、冬は冷たくないと快適なのです。

無垢の床はとても居心地が良く感じますよね♪

 

◎衝撃を吸収

木材は鉄やコンクリートなどに比べて柔らかく衝撃を吸収するため、多少ぶつかっても大丈夫ですよね。

 

◎吸音性

多孔質の構造である木材は、吸音性も高いという特徴があります。

音を吸収する性質のため古くから劇場や音楽室などでは、音響効果を高めるために木材が仕上げ材として利用されています。

 

◎加工性

木材は切ったり、削ったりという加工がしやすいです。

建築の構造材だけでなく、内部の仕上げのための造作材や、建具や欄間などの装飾材などにも幅広く使われています。

 

◎手触り

木材は表面に弾力があることから、温かみを感じさせ、また滑りにくいなどの独特の手触りがあり親しみやすい素材です。

 

◎木の表情と香り

きは樹種ごとに独特の木目や色合いを持っていて、それぞれの樹種が持つ強度や硬さ、色合いなどにより様々な表情や香りがあります。

人工的な製品では出すことのできない変化のある多彩な表情をもっています。

また、木材が持つ独特の香りには防虫の効果や精神安定の効果があるとも言われています。

私もウッディーな香りを好んで部屋に置いたりしています。枕サイドに置いているので香りがするたびに癒されています。

 

今回は以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

引用:古民家鑑定本/川上幸生

 

 

 

 

木材について調べてみよう!

こんにちは! 😛 

すっかり季節も秋本番ですね。私は先日長野県に行きまして、とても広大な高原の景色を堪能してきました。

 

さて、今回はおうちをつくる上で重要な木材についてお話させていただきます。

住宅に使われている木は意外にも種類が多いものです。

 

まずは、木材についての知識を深めてみましょう。

皆さんもご存じの単語もあるかとは思いますが、お付き合いください♪

 

◎芯持ち材

芯持ち材とは、木の中心部分(芯)を含む木材のことです。この芯部分は木の成長に伴う重力負荷を支えてきたため、非常に強固であり、強度や硬度が高いのが特徴です。そのため、芯持ち材は柱や梁などの構造材としてよく使用されます。

一方で、芯持ち材は乾燥する際に収縮する度合いが大きく、割れや反りが生じやすいという欠点もあります。見た目には、木材の中心部分は色が濃く、木目がはっきりしているため、個性と美しさを持つことが多いです

 

◎柾目と板目

柾目(マサメ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

 

柾目

・特徴: 柾目は、木材を丸太の中心から放射状に切り出したときに現れる木目です。木目が直線的で平行に並ぶのが特徴です

・見た目: すっきりとした印象で、モダンでスタイリッシュな雰囲気を持ちます

・用途: 反りや変形が少ないため、障子や建具、デザイン性を重視した家具などに使われます

 

板目

・特徴:板目は、1本の丸太からとれる量が多く、価格が安いです。
・メリット:水を通しにくく、強度があることです。そのため、外壁材に使用されることもあります。
・デメリット:板目の方が乾燥収縮がしやすく反りやすい性質があることです。これは、木材が有する最大の特性である「異方性」という性質が原因です。

 

◎木表と木裏

樹皮に近い側を木表、樹芯に近い側を木裏といいます。

柾目板には、木表木裏がほとんどないため割れにくく、狂いにくいといわれています。

一方、板目板は木表と木裏がはっきりしており、乾燥すると木表側に反る傾向があります。天井や床に板を貼る場合は、表面に木表が出るように使うのが一般的です。

 

◎節

節には生節と死節があります。枝が生きたまま包み込まれたのが生節で、木目に溶け込んでいます。

枝が枯れてから包み込まれたのは死節といいポロリと抜け落ちることがあります。

その場合は木片を埋めて補修します。

木材は、全く節の無い材は「無節」といい高級品として珍重されますが、節があっても強度が劣るわけではありませんし、価格も安くなります。

木に枝があるのが当たり前であれば、木材に節があるのも当たり前の話です。

 

◎調湿機能

木材は周囲の温度に反応して、空気中の水分を吸い込んだり吐き出したりしています。

つまり、梅雨時のように湿気が多い時は、空気中の水分を取り込み、逆に空気が乾燥している冬は、木材内の水分が飛び出していきます。

木材の持つ優れた調湿機能を発揮させるためには、構造材を覆い隠す大壁構造ではなく、構造材があらわしのままの真壁構造の方がいいといわれています。

 

◎ヤニ

樹木がヤニを出すのは自分自身の身を守るためです。

そのため、雨の多い土地に育つ木ほどヤニが多いといわれています。

ヤニが多いことで知られる松は、材に粘りがあり強度もあります。

 

今回は以上となります。

私も聞いたことはあっても、詳しくは分かっていなかった木材についての単語を知ることができました。

次回も木材についてのお話になります。

 

最後までご覧いただきありがとうございました! 🙂 

 

コダリノ研究会に参加しました!

こんにちは!

天気が悪い日が続いていますが、みなさまどうお過ごしでしょうか?

 

先日、コダリノ研究所というリノベーション事業を扱っている全国の会社が集まった会合が開催され、当社も参加しましたので、その所感をお話ししたいと思います。

 

今回はここ富山の地で行われました。各会社からの発表があった後、当社のオープンハウスである東保の家に見学に来られました。また、夕食も一同集まり一緒にいただきました。

 

今回は初めての開催ということもあり、学びになることがたくさんありました。

各会社の発表では、課題点や成功していることをお聞きしました。

 

このように、当社のリノベーション部はお客様に寄り添うため、日々勉強をさせていただいてます。

至らない点もあるとは思いますが、日々精進致しております。

リノベーションに関してのご質問や不安に思われていることなど、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

今回もご覧いただきありがとうございました。 🙂 

 

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