古民家の夏を快適に過ごす工夫
こんにちは! 🙂
最近ようやく夕方になると涼しさを感じられるようになってきましたね♪
さて今回は、古民家といえば夏が過ごしやすい家というイメージを持たれている方も多いと思いますが、
実際に古民家での夏を快適に過ごす工夫についてお話します。
日本は南北に長い地形のため、様々な住居の形を見ることができますが、共通するのは、エネルギーをできるだけ使わずに材料を調達し、冬の寒さと夏の暑さに対応できる住宅をその土地に合わせて解決してきた自然環境共生住宅であるといえます。
先人たちが古民家に残した知恵を再評価する必要があると思います。
その知恵を具体的にご紹介します。
1.茅葺の大きな屋根は断熱効果がある
2.軒の長い出は夏の日射を遮り、冬は日の光を室内に導き入れる
3.茅葺の屋根は夕立の雨が染み込み、気化熱で建物を冷やす
4.漆喰の白い壁は日射を反射し、熱容量の大きな土壁は夜間の冷気を蓄熱し昼間の温度上昇を防ぐ
5.木や畳や土壁は吸放湿性に優れ、調湿作用で夏の高温多湿を和らげる
6.壁のない間取りは風通しがよく室内の熱気を逃がす
7.家の周りに植栽や池を配置し、周辺の空気を冷やし室内に取り込む
8.建具も夏場は風通しのいい夏障子に交換し風通しをよくする
9.床下が高く、床下に空気が流れることで湿気や室内の温度上昇を防ぐ
以上が古民家の夏を快適に過ごす工夫です。
たくさんの知恵が詰まっていることを知ることができましたね♪
当社では、古民家をよみがえらせ、さらに付加価値をつける古民家リノベーションを行っております。
何かご相談がありましたらお気軽にお問合せ下さい。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。 😛
引用:古民家の調査と再築/川上幸生