木材について調べてみよう!

こんにちは! 😛 

すっかり季節も秋本番ですね。私は先日長野県に行きまして、とても広大な高原の景色を堪能してきました。

 

さて、今回はおうちをつくる上で重要な木材についてお話させていただきます。

住宅に使われている木は意外にも種類が多いものです。

 

まずは、木材についての知識を深めてみましょう。

皆さんもご存じの単語もあるかとは思いますが、お付き合いください♪

 

◎芯持ち材

芯持ち材とは、木の中心部分(芯)を含む木材のことです。この芯部分は木の成長に伴う重力負荷を支えてきたため、非常に強固であり、強度や硬度が高いのが特徴です。そのため、芯持ち材は柱や梁などの構造材としてよく使用されます。

一方で、芯持ち材は乾燥する際に収縮する度合いが大きく、割れや反りが生じやすいという欠点もあります。見た目には、木材の中心部分は色が濃く、木目がはっきりしているため、個性と美しさを持つことが多いです

 

◎柾目と板目

柾目(マサメ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

 

柾目

・特徴: 柾目は、木材を丸太の中心から放射状に切り出したときに現れる木目です。木目が直線的で平行に並ぶのが特徴です

・見た目: すっきりとした印象で、モダンでスタイリッシュな雰囲気を持ちます

・用途: 反りや変形が少ないため、障子や建具、デザイン性を重視した家具などに使われます

 

板目

・特徴:板目は、1本の丸太からとれる量が多く、価格が安いです。
・メリット:水を通しにくく、強度があることです。そのため、外壁材に使用されることもあります。
・デメリット:板目の方が乾燥収縮がしやすく反りやすい性質があることです。これは、木材が有する最大の特性である「異方性」という性質が原因です。

 

◎木表と木裏

樹皮に近い側を木表、樹芯に近い側を木裏といいます。

柾目板には、木表木裏がほとんどないため割れにくく、狂いにくいといわれています。

一方、板目板は木表と木裏がはっきりしており、乾燥すると木表側に反る傾向があります。天井や床に板を貼る場合は、表面に木表が出るように使うのが一般的です。

 

◎節

節には生節と死節があります。枝が生きたまま包み込まれたのが生節で、木目に溶け込んでいます。

枝が枯れてから包み込まれたのは死節といいポロリと抜け落ちることがあります。

その場合は木片を埋めて補修します。

木材は、全く節の無い材は「無節」といい高級品として珍重されますが、節があっても強度が劣るわけではありませんし、価格も安くなります。

木に枝があるのが当たり前であれば、木材に節があるのも当たり前の話です。

 

◎調湿機能

木材は周囲の温度に反応して、空気中の水分を吸い込んだり吐き出したりしています。

つまり、梅雨時のように湿気が多い時は、空気中の水分を取り込み、逆に空気が乾燥している冬は、木材内の水分が飛び出していきます。

木材の持つ優れた調湿機能を発揮させるためには、構造材を覆い隠す大壁構造ではなく、構造材があらわしのままの真壁構造の方がいいといわれています。

 

◎ヤニ

樹木がヤニを出すのは自分自身の身を守るためです。

そのため、雨の多い土地に育つ木ほどヤニが多いといわれています。

ヤニが多いことで知られる松は、材に粘りがあり強度もあります。

 

今回は以上となります。

私も聞いたことはあっても、詳しくは分かっていなかった木材についての単語を知ることができました。

次回も木材についてのお話になります。

 

最後までご覧いただきありがとうございました! 🙂 

 

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