古民家の屋根は気候で決まる
古民家の屋根は気候で決まる!
全国に建てられた古民家は地域によって形態が違います。茅葺農家の地域分布図をご覧いただくとわかりますね。
雨の多いところは屋根勾配が強くなり、少ないところは緩やかになります。雨や雪を早く落とす必要から生まれた屋根勾配の強い形状が特徴です。
合掌造りは長い冬を耐えるために親族が集まって住む多層民家です。一軒の家に住んだ人数は24人という記録があります。
本棟造りは、豊かな土地柄を反映して、大きな正方形のの農家です。建物の真ん中には光が届いていないほどです。雨が少ないため、屋根材は栗の木を割って葺いた板葺きとなっています。
地域ごとに違う屋根には理由があるのですね。