伝統構法の耐震方法

こんにちは!

お盆休みも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか? 🙂 

 

さて、今回は古民家の耐震についてのお話をしようと思います。

 

伝統構法の耐震改修を実施する際にはパネル型面格子壁や制震ダンパーと呼ばれるものなどを使用して免震的構造を活かした改修を行います。

1950年以前の古民家は伝統構法と呼ばれる建築工法で建てられており、地震時に揺れて地震の力を逃す免震的構造が特徴です。

現在の一般的な新築は、在来工法と呼ばれ、地震時にはできるだけ建物を揺らさない耐震的構造となっています。

伝統構法の耐震改修では免震的構造の建物を耐震的構造に改修することは建物の寿命そのものも短くすることにつながると考え、免震的構造を活かした再築基準による耐震改修を実施しています。

 

当社のオープンハウスである東保の家にも制震ダンパーを採用しております。

こちらのダンパーを計算により家全体に11か所入れました。

ダンパーが地震時に収縮することで建物が揺れすぎないように制震する役割を担っています。

 

こちらのダンパーを入れるメリットは、3つございます。

 

①繰り返しの地震に効果を発揮できることや、高い制震効果

阪神・淡路大震災を再現した実験においては、建物の揺れを吸収し、揺れ幅を約70%減少できたそうです。

東日本大震災においても、本震だけでなく繰り返し起こった地震にも効果を発揮し、翌日からも引き続き居住可能な状態だったそうです。

 

②メンテナンスフリー

使用しているオイルダンパーは住宅専用設計になります。

60年間想定の劣化促進試験においても性能が変わらないことを実証済みです。

中のオイル交換も必要ありません。

 

③低コストで設置可能・住まいの損傷リスクを大幅に軽減

その物件ごとのシュミレーションにより最適配置にて提案を行うため、低コストで高い制震効果を実現できます。

また、新築・改修ともに住まいの損傷を軽減し、補修費用の発生するリスクを大幅に軽減することができます。

 

さらに詳しい内容に関しましては、当社のオープンハウスである東保の家でご説明いたしますので、ぜひご予約お待ちしております。

 

今回もご覧いただきありがとうございました 😛 

 

 

引用:古民家の調査と再築/川上幸生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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