そもそも古民家ってどういうもの!?
投稿日:2024.08.22
こんにちは!
私は、最近2級建築士の製図試験の本番が近づいていまして、勉強と仕事の両立を頑張っています。 😎
さて!本題ですが、古民家とはそもそもどういうものなのかちゃんと理解できている方は少ないかと思います。
今回は古民家とは何かお話したいと思います。
「古民家」という言葉は建築基準法には記載がなく、日本建築史や民俗学にその定義が見られます。
「民家」とは一般庶民が住まう建物を指し、支配階級の住まいと対比して、「民屋」と呼ばれることもあります。
民家は伝統的な様式で造られた「農家」や「漁家」「商家」や「町家」の類です。それに中級から下級武士の「侍屋敷」を含み、それらの中で特に年代の古いものを「古民家」と言います。
築年数による区分は民俗学的にはないので、本書では国の「登録有形文化財制度」に合わせ、建築後50年以上を経過した建物で、かつ骨組みに木材を使用した木造軸組み構法の「伝統構法」と呼ばれる建築基準法制定前に多く建築された住宅と、建築基準法制定後に一般的に建築される「在来工法」と呼ばれる住宅を「古民家」と定義しています。
伝統構法住宅のメリットはたくさんあります。
・夏を快適に過ごす先人の知恵が施されている
・地震の力を上手に逃がす免震的構造
・地産地消の循環型建築
・四季の移り変わりを感じ、自然との共生ができる空間
・自然素材使用による人体に安心な空間
・開放的な間取りによる地域とのコミュニケーションが取りやすい住宅
・可変性に優れた就寝一体の住宅
・来訪者を気持ちよく迎えられる考え方。
それに対し、デメリットもございます。
・気密性・断熱性の低さによる冬の寒さ
・現在のライフスタイルに合わない来訪者中心の家長主義的間取り
こういったデメリットを生まれ変わらせるものがリノベーションになります。
断熱工事をして暖かく過ごせるようにしたり、今のライフスタイルにあった間取りに変えたりと、お客様のご希望やご予算に合わせ提案いたします。
ご相談はお気軽にお問合せください。
当社のオープンハウスに電話が開通いたしましたのでお知らせします。
東保の家 電話番号:0763-77-4117
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。 🙂