古民家用語を学ぼう!
投稿日:2024.11.08
こんにちは!
そろそろ紅葉の季節ですが、見に行かれるご予定はございますか? 🙂
さて、今回は古民家ならではの用語のご説明です。
たくさんありますので、50音順でご紹介します。
・明障子(あかりしょうじ):普通の障子
・揚げ戸(あげど):①縦溝にそって上下させる戸(すりあげ戸) ②上框を蝶番でつり、はね上げるようにした戸(はねあげ戸)
・網代(あじろ):竹皮・杉柾・杉皮・檜の枌板などの薄片を斜めに編んだもの
・当り(あたり):材に他の材が当たっていること
・圧痕(あっこん):柱や梁など部材の面にほかの材が当たって押し付けた跡
・雨仕舞(あまじまい):雨水が中に振りこんだり、漏れないように防止する方法
・雨戸(あまど):家屋の開口部の外側に建てる和風の板戸。普通は戸袋に収め、雨や戸締りのときに繰り出して用いる
・石口(いしぐち):柱が礎石に接する所
・石場建て(いしばだて):礎石の上に直接柱を建てる方法
・板壁(いたかべ):板張りの壁
・板戸(いたど):板張りの戸
・糸面(いとめん):柱などの稜角を細かく削ること
・田舎間(いなかま):一間柱を芯々6尺(1.82m)にする単位寸法
・入側柱(いりがわばしら):建物の外側から1列内側に入った位置に立つ柱
・入母屋造り(いりもやづくり):切妻屋根と庇が複合した形の屋根
・囲炉裏(いろり):民家の炊事、採暖、照明に使われていた
・牛梁(うしばり):特に重い荷重を受ける太い梁。
・宇立(うだち):妻の上にある短い束のこと。
・内法(うちのり):①内側から内側までの寸法 ②敷居上端より鴨居下端までの長さ
・内法材(うちのりざい):内法長押・敷居・鴨居などの材の総称
・内法長押(うちのりなげし):鴨居のすぐ上に回されている長押
・内法貫(うちのりぬき):鴨居のすぐ上にある貫
・腕木(うでぎ):柱または梁などから持ち放しに出して上部の荷重を受ける横木
・厩(うまや):馬を飼っておく小屋
・埋木(うめき):材にある穴を埋めた木
たくさんありますが、今回はここまでにしたいと思います。
「あ」と「い」と「う」だけでもたくさん用語がありますね 😛
私も知らない単語がありました...
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
引用:古民家のみかた調べ方/文化庁