木材について調べてみよう~その3~

こんにちは! 🙂 

最近、熊の目撃情報が私の家の近所でありました。みなさんも外にお出かけする際はお気を付けください。

 

さて、今回は前回に引き続き木材についてのお話になります。

木造住宅であれば必要不可欠な木材について、知っていれば何かの役に立つかもしれません。

 

古民家に使われている木の種類

古材として流通している樹種は、1番多いのが松です。松は油分が多くて粘りがあり、曲げる力に強いので空間を作るために梁や桁、屋根を支える小屋組みなどの部材で地面に対して水平方面に使われています。

 

次に多いのがヒノキや杉です。

この2つは建築材料としてはポピュラーで、針葉樹で木目がまっすぐな、柔らかい木材なので加工しやすく柱や内部の化粧材などに幅広く使われています。

 

そして、大黒柱や内部の直接目に触れる部分に使われているケヤキや桜などの広葉樹の木材があります。広葉樹は木目が美しく床の間の板やフローリング、また家具などにも幅広く使われています。地域によってナラなどの木材が使われていたりと様々な種類がありますが、全国的に多いのはケヤキと桜になります。

 

後は水に強い木材として、クリなどがありますが、古民家に使われている木材の90%以上は、松・ヒノキ・杉・ケヤキ・桜と考えてください。

つまり、この木材の区別ができると古民家を見るときのひとつの楽しみになります。

木材の見分け方は使われている部分、木肌、質感で見分けますが、古材の場合には表面も変色していて材木屋さんのプロでも間違ったりしますので、長年の経験が必要にはなります。

 

こちらは、当社の東保の家の様子です。とても大きく立派なケヤキの木が使われています。

一度、実際に見に来られてください。とても迫力のあるお部屋です。

 

 

住宅に使われる国内の木材の種類を書き出してみます。

☆針葉樹

アカマツ・クロマツ

松は本州の北部から四国・九州・屋久島にまで広く分布しています。

アカマツとクロマツの区別の仕方は、アカマツは一般的に海辺から離れた場所に多く、対してクロマツは海辺に近い所で見られ、海岸の防風林として広く造体されています。また、両者の間の雑種のアイグロマツと呼ばれるものもあります。

 

カラマツ

冬に葉が落ちる松で海枝が1000mを超えるような場所にあります。

樹形は柔らかいイメージですが、木材は褐色で硬質な感じがします。

 

ヒノキ

白い木目は神社仏閣によく似合い、多様されたことから高級なイメージが付いたのだろうと思いますが、年輪がはっきりとはしていない均一で加工しやすい材料のため、非常に多くの用途に使用できる木材です。仏像や浴槽などにも使われます。独特のにおいがあり、かんななどできれいに仕上げると美しい光沢が出てきます。

 

最近は人工造林されたものがほとんどですが、屋久杉や秋田杉、吉野杉などの有名な産地も多く、柾目だけではなく、板目や杢目などの美しい様々な表情を見せてくれる木材のひとつです。匂いもよい香りがするイメージがありますよね。割り箸から高級な天井の板まで様々な用途で幅広く使われているオールラウンダーです。

 

一位(イチイ)

古くは宮廷で高い地位のある人が用いるもの(衣冠束帯に着飾った人が手にする細長い板)の材料として知られています。

 

栂(ツガ)

もみの木とともに山の比較的低い所で林となっていることが多く、成長が遅いために年輪の幅が狭いのが特徴。最近はベイツガが代用されていますが、ベイツガは年輪の間隔が広いことが特徴です。関西地方では建具の材料としてよく使われました。

 

 

まだまだ木の種類はたくさんありますが、今回はここまでにしたいと思います。

次回も引き続き木についてのご紹介になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。 😛 

 

 

 

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