意外と知らない!断熱と健康の関係性 ~その5~

こんにちは!

暑い日が続いていますが、皆様どうお過ごしでしょうか? 🙂 

 

さて今回は、断熱と健康の関係性についてのシリーズに戻ってお話ししたいと思います。

 

これまで様々な観点から断熱がどう健康に関係があるのかということをお話しさせていただきました。

最後に、足元の冷えがもたらす健康への影響についてお話しいたします。

 

寒い部屋で過ごしていると、交感神経が緊張して体温を奪われないように血管が収縮します。

そうすると、血流が減ることで手足の末端まで血流が届きにくくなり、冷えに悩まされることになるのです。

室温だけでなく、室内でも足元の温度が低い場合、より冷え性になりやすいと言えます。

 

女性は冷え性に悩む人が多いといわれる大前提として、男性よりも筋肉量が少なく基礎代謝が低いため、寒冷環境の影響を受けやすいという医学的な事実があるそうです。

低温で交感神経が長時間活発になると、副交感神経の働きが低下するので、PMS(月経前症候群)が発生する可能性が高くなります。

居室以外の部屋との温度差があると体が対応しきれなくなり、自律神経機能の乱れにもつながる可能性もあるそうです。

また、足元が寒い家では転倒リスクが高く、断熱改修した家ではリスクが軽減したという調査結果もあります。

 

さらに、研究室で足元の温度の差で生産性が変わるのか実験をしたところ、足元を暖かくしていた方が生産性は高いという結果も出ました。

室内の温度差によって、集中力に差があらわれたのです。

実は女性の冷え性ということだけでなく、子供の学習や働く世代の生産性にも影響があることはまだあまり知られていないですよね。

 

自宅で過ごす時間が増えれば増えるほど、住環境が心身の健康に及ぼす影響は高くなります。

家は、断熱性能を高めること、足元が寒くならないようにすること、それも家の中どこに行っても一定の温度になるような家を建てることが大事です。

 

いつか高齢となる自分自身や家族のために、安さを求めるのではなく、長く健康で暮らしやすい住まいづくりを目指していただきたいものです。

当社は、家づくりに安さは追い求めていません。お客様の健康や暮らしやすさを追求した住まいのお手伝いをさせていただいております。

断熱に関するご相談はクロダハウスにお任せください。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

引用:健康リスクを下げる住まいの環境/高断熱住宅と健康の深い関係/伊香加 俊治

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