木材について調べてみよう!~その5~

こんにちは! 🙂 

最近北陸は日中も肌寒くなってきました。体調を崩さないようご自愛ください。

 

今回も前回に引き続き、木材についてお話ししたいと思います。

前回は針葉樹の種類をご紹介しました。

今回は広葉樹についてご紹介いたします!

 

◎欅

日本では最も重要な広葉樹材のひとつで、和風の家具を中心として使うことがブームになっているイメージです。

北海道以外に分布しています。

比較的低い所に生育しているので、目に触れやすく並木として植えられることがあります。

 

 

◎クスノキ

本州中南部から四国、九州さらに海外では台湾や中国に分布しています。

木材及び葉から樟脳油を採取するために造林されています。

用途としては、家具や社寺などなどの建築部材、楽器、箱、彫刻、木魚などに使われます。

 

◎桜

木材として利用される量は少なく、貴重な材料となります。

桜類はより不均一な材面を持っているので、装飾的な用途により適しているといえます。

 

◎栗

北海道南部から九州まで分布しています。

主には食用のクリを採取するために植栽されていますが、建築用木材としても水に強く、硬くて強度があり、しかも耐久性が高いので高く評価されています。

水に強いという観点から土台にもよく使われています。

 

◎桐

野生のものはなく、北海道南部から南の各地に植栽されています。

有名な産地としては、福島の会津桐、岩手の南部桐や新潟、茨城などです。

桐は高い寸法安定性があり、家具などによく使われます。また、成長が早く短期間で木材が得られる樹種でもあります。

 

◎楢(ナラ)

日本の代表的な産地は北海道です。

最近はミズナラの持つ木材の味わいが見直されるようになり、ミズナラの家具の人気が高くなっているようです。

 

◎カツラ

最近は少なくなってきています。

軽軟で加工がしやすいので、家具用材、特に引き出しの側板としては定評があります。

しかし、最近生産性が減り、需要が追い付かなくなってきたため、値段の安い南洋材の中から材質が比較的似ているようなものをナンヨウカツラといった名前で代用することが多くなっています。

 

◎楡(ニレ)

北海道に多く、北海道のイメージを表すときにニレやエルムという名でこの木が使われています。

 

 

今回は以上になります。

普段は気にすることがあまりないかもしれませんが、こう見るとたくさん種類があって面白いですね!

 

今回もご覧いただきありがとうございました 🙂 

 

 

引用:古民家鑑定本/川上幸生

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