古民家の再生のポイントとは
投稿日:2024.01.01
古民家の再生のポイントとは
~古民家ならではの注意点~
ポイント1 建替えかリノベーションかの見極め農村部や山間部に存在する古民家は、伝統工法ならではの歴史的にも価値のある建物が多いですが一方で、
現況の基準に満たない基礎だったり、中には建物が傾いているケースも少なくありません。
クロダハウスでは、建築リテラシーを活かし、建替えが良いか、リノベーションが良いか、ベストな選択を提案します。
この、いかに見極めするかが、古民家再生の最大のポイントです。
ポイント2 田の字の間取り田の字型古民家は、主要構造部である田の字に並ぶ4つの部屋を中心として構成され、南側に縁側、
庭と外の景色を眺め、西側に仏間、床の間を配置することで、冠婚葬祭の行事の場として機能していました。
山間部や農村の生活の基盤となっていた田の字型古民家は、
県産材など地元の材料を巧みに組み合わせながら風雪にも耐えてきた伝統技術による作品とも言えます。
ポイント3 差鴨居の配置
古民家の場合は鴨居に大きな木材が使われていることがよくあります。
「差鴨居」という鴨居ですが、こ の差鴨居を入れることで両側の柱とその上にある梁とでH型の加工ができ、
これが強度的にも大変有利になるからです。
鴨居の高さも高いので柱との接地面も大きく横揺れには大変有利です。
年月が経過しても隙間なく固定されていることがほとんどです。
古民家は、そこに住む人より長く存在しています。
非常に価値のある柱、梁(はり)も豊富で、多くの思い出も詰まっています。
クロダハウスでは住み継ぐ人の思いに寄り添いながら、壊すより、
活かすリノベーションで、古民家再生を行います。